内部対策
内部対策とは、SEO対策の1つで、ウェブサイトのページ構造やページに書かれている内容を、検索エンジンに正しく理解してもらえるようにサイト内部で行うSEO施策のことを言います。
内部対策の概要
内部対策は検索エンジンにウェブサイトのコンテンツを正しく認識させるために、HTMLの記述やキーワードの使い方など、サイト内部でできる施策です。
これらの対策だけで劇的な順位上昇につながるというものではありませんが、内部対策を意識したコンテンツづくりを継続することで、少しずつ検索順位をあげることができます。
具体的には以下のような内部対策を行います。
適切なキーワードの使用
コンテンツ内容を検索エンジンに伝えるためには「適切なキーワードの使用」が大切です。
あるキーワードで検索上位を狙おうとしても、そのキーワード自体がページにまったく登場しなければ、検索結果に表示されることはまずありません。
逆に、過度にキーワードを詰め込みすぎてしまうと、スパム行為とみなされて圏外に飛ばされてしまうリスクが高まります。
検索エンジンに正しく情報を認識してもらうには、適切なキーワードを選定し、適切な量でコンテンツを作成することが大切です。
この事象について語るとこれくらいは登場するな。というくらいを目安に、多すぎず少なすぎず自然な感じでコンテンツを作ると良いでしょう。
適切なHTMLタグの記述
内部対策の中でも特に重要かつ基本的なポイントが「適切なHTMLタグの記述」です。
私たち人間は文字の意味を知っているので、単語や前後の文脈から何が書かれているか理解できますが、検索エンジンは前後の文脈から判断することができません。
そのため、検索エンジンにもわかる言語で文字に意味を持たせてあげなくてはいけません。
その言語こそがHTMLというプログラム言語なのです。
HTMLで文字に意味を持たせることで検索エンジンに内容を伝えるわけですが、このHTMLが正しく記述されていないと当然、コンテンツ内容を正しく伝えることはできません。
また、あるキーワードに対してSEO対策を行ううえで、「これだけは外せない」と言われるほど重要なタグがいくつか存在します。
これらのタグを適切に使用することが内部対策の中で最も重要なことといえます。
内部リンクの強化
ホームページ内の別ページに遷移させるためのリンクを「内部リンク」といいます。
クローラーは内部リンクを巡って、サイト内のコンテンツを収集するので、内部リンクが設置されているとページを回遊しやすくなります。
内部リンクが正しく機能していると、クローラーの巡回頻度も高まるので、より正確な情報を検索エンジンが収集できるのです。
ただし、過度なリンクや不自然なリンクはスパム行為と判定される可能性もあるので、自然な形で内部リンクを設置すると効果的です。
コンテンツの質向上
SEO対策においてコンテンツの質はとても重要なポイントです。
近年のSEO対策では、「Contents is King」とも言われるほど、コンテンツの質が重要視されています。
具体的には、
- 独自性・専門性・権威性の高いコンテンツであること
- ユーザーが求めている有益な情報を提供していること
が大切です。
コンテンツの更新頻度
時代の流れとともに正しい情報は常に変化していきます。
どんなに質が高くて優れたコンテンツでも、その情報が何年も前から変わっていない古い情報だと、このコンテンツはユーザーにとって有益とは言えません。
質の高いコンテンツを維持するためには、コンテンツの更新頻度がとても大切です。
しかし、だからといって低品質なコンテンツを大量に投入してもまったく意味がありません。
そればかりか、価値のないコンテンツと判断されてしまうこともあるので、コンテンツを作るときは1つ1つしっかりと質の高いコンテンツを作ることが大切です。